日々の雑感


by さむちゃん

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きょうは計画停電が12時20分から3時半くらいまであった。
ちょうど生徒を連れてラーメン屋に入った直後に停電になり、暗い中でラーメンをすすることになった。闇鍋気分で食べた。しかし被災地の人たちの暮らしに比べればまだまだ幸せである。

そのラーメン屋には、野菜の入荷がままならずいつもの野菜大盛り無料がなくなりましたと張り紙がある。放射能汚染で出荷できないというから当然だろう。福島だけでなく近県の茨城・千葉・宮城・群馬などの一部地域の野菜・果物・乳製品が売れないという。被災地の復興の助けになるように進んで産地の農産品を買ってあげられないのが残念だ。

最近スーパーで青森産のリンゴが山積みになって売られているのを見て、風評被害をおそれて早出しをしているのかなと思った。実際放射能の影響がほとんどない地域の農産品でも、東北とひとくくりされれば売れなくなるのは目に見えている。

もちろん農産品だけでなく魚介類も汚染されているだろう。関東以西のものを消費するしかないのか。新聞の論調をみていると、「理性をもって正しく怖がる」などと出ているがどの情報を信じていいのかわからないのが問題なのだ。

テレビなどの情報とネット上の情報では危機感が全く違う。海外の論調はほぼネット情報に同じだが日本ののんきさにちょっと呆れているようなところもある。日本の専門家たちは即健康被害になるレベルではないと言って沈静化を図っているような口ぶりだが、即であって長期的な健康被害を否定してはいない。特に乳幼児への長期的な被害は隠しているとしか思えない。
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by attainmentofall8 | 2011-03-22 20:53 | 災害・原発

水辺の文学碑通り

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水辺にたたずむとなにか心に安らぎを覚える。
静岡県三島市は水の街と言われる。市街地に湧水とホタルが見られる。
JR三島駅南口を下りて歩くと、総理大臣賞や都市景観賞、美しいまちなみ大賞を受賞した散策ルートがある。その中の一つに三島ゆかりの文学者10名の石碑を並べた「水辺の文学碑通り」を歩いてみた。

三島出身の詩人・評論家の大岡信氏の碑にはこう書いてある。

地表面の七割は水
人体の七割も水
われわれの最も深い感情も思想も
水が感じ水が考へてゐるにちがひない  1989年刊「故郷の水へのメッセージ」より


司馬遼太郎氏はこう書いている。

この湧水というのが、なんともいえずおかしみがある。
むかし富士が噴火してせりあがってゆくとき
溶岩流が奔って、いまの三島の市域にまできて止まり冷えて岩盤になった。
その後、岩盤がちょうど人体の血管のようにそのすきまに多くの水脈をつくった。
融けた雪は山体に滲み入り水脈に入りはるかに地下を流れて、溶岩台地の最後である
三島にきてその砂地に入ったとき顔を出して湧くのである。

小説新潮昭和61年2月号「裾野の水、三島一泊二日の記」より
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by attainmentofall8 | 2011-03-20 23:26 | 俳句/短歌/川柳

原発事故対応特殊部隊

福島第一原発の1・2号機への通電が成功したそうだ。機器の不具合を確認後、原子炉の冷却系設備への電力供給が始まる。何か希望の明かりが見えてきたような感じがする。

連日報じられているように、自衛隊員・消防隊員による懸命の放水作業は功を奏しているようだ。一方、あまり大きくは報道されていないが陰の主役もいる。今回通電を成功させたのは、東電やその子会社、日立製作所や東芝などの原子炉メーカー、ゼネコンなどの志願作業員だ。280名ほどいて20人のチームに分かれて交代で作業にあたっている。被ばく量が80ミリシーベルトを超えるとバッジの警報が鳴る。妻子のいない社員が中心という。

特殊な防護服に身を包み放射線の恐怖をものともせずに、この危機的状況を何とか食い止めようと必死で作業を行っている人たちである。放射線の影響は近隣の国へも影響を与えるために海外メディアが彼らを称賛するのもうなずける。

例えの話には不謹慎かもしれないが、ウルトラマンのカラータイマーを思い出した。胸のカラータイマーが青から赤に変わり点滅を始める。地球上に3分しかいられないからだ。
被ばく量が80ミリシーベルトを超えるのは、作業場所や作業の難度にもよって時間もまちまちだろうが、日本の危急存亡の事態に際して、線量計バッジを身に携え必死に作業にあたっている。

自衛隊の中央特殊武器防護隊の隊員が今回活躍しているが、基本的に彼らは生物兵器・化学兵器・核兵器・放射能兵器などの特殊兵器を想定した特殊部隊だ。オーム真理教の地下鉄サリン事件以後作られた特殊兵器対応の部隊であって、原発事故対応の部隊ではない。

もっとも原発の安全神話から、原発事故専門の対応部隊を創設するなど今まで考えられなかったのだろうが、原発のある市町村には専門部隊の常駐を義務化するような法制化も不可欠だろう。想定外を想定して、所管の原発に対して初動の迅速性を期待できる。そうすれば原発市町村は多少なりとも不安が和らぐのではないか。
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by attainmentofall8 | 2011-03-20 22:36 | 災害・原発

最近の大学生

正確な出典は忘れたがこんな話がある。盲目の人たちが象に触れて「象とは~のようなものだ」と言い争う故事がある。ふだん大学生に接している僕でさえ、昔と比べて大学全入時代の最近の学生は「依存的で元気がない」といったステレオタイプな考えを持っていたところがある。引きこもりや各種の事件などからのイメージに食されていたのかもしれない。

ところがこの数日で出会った学生たちの、問題意識の高さとあえて荒波の中に入っていこうとする姿勢には敬服させられる。「道は雑草の中にあり」的な発想から行動を起こす学生が少なからずいるというのは日本の将来にとっては心強い限りだ。マスコミの言説に知らず知らずのうちに影響されていたり、一部の学生の現象を見て全体を判断したりしていたようだ。

日本では成績優秀な学生から人気の大手企業に就職が決まるという傾向がある。米国などでは優秀な学生は起業すると言われている。全入時代になって学生の絶対数が多いので当然中小企業に就職せざるを得ない学生もいるのに、安定した大手の正社員でないと就職したがらないという。贅沢なことである。とにかく小企業であっても就職してみてキャリヤをスタートさせてみることだ。
今春卒業予定の大学生の就職内定率が二月末現在で最低の77%と報道されているがこのあたりに原因があるのではないか。

学生ベンチャーで起業してみてもいい。手をこまぬいて引きこもっている方が愚の骨頂だ。学生には、この停滞した日本を牽引していくくらいの意気込みで頑張ってもらいたい。

東日本大震災の復旧に向けたボランティア作業に、いま学生が近づける状況ではないだろう。放射線の影響が収束したら、ぜひ神戸の大震災の時のように活躍してほしい。
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by attainmentofall8 | 2011-03-18 23:12 | 雑感

カワセミ

カワセミ(翡翠)。蝉ではなくて鳥だが蝉と同じく夏の季語。
季節的にはまだ早いが、三島市源兵衛川でみたカワセミは人間慣れ・カメラ慣れしているのかカメラのシャッター音にも悠然としている。デコイかな??
頭部から背中・尻尾の部分が翡翠色(ブルー)で腹部が赤茶色の体長15㎝位の小さい鳥である。
梅花藻の浮かぶ浅瀬に翡翠かな
カワセミや源兵衛川の清流に
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by attainmentofall8 | 2011-03-18 00:10 | 俳句/短歌/川柳

気象庁の出番は?

放射能の汚染状況を日本政府は甘く見ているか、意図的に隠そうとしているところがないだろうか。風の向きをみて、どのあたりまで避難警告を出せばよいか気象庁がかかわるべきだと思うが、どうもそうなっていないようだ。花粉状況は教えてくれても、正直な放射線の飛散状況の予測発表は止められてでもいるのかもしれない。


各地で計測してから数値が高くなっているので非難してくださいでは遅すぎる。海上にも影響が出ることを考えると漁船への警告情報は十分に与えられているのか。とにかく肝心の情報があまり伝わってこない。

フランス政府は自国民を専用機で国外脱出させるそうだ。さらにオーストラリア大使館は業務を大阪に移すという。海外メディアの方が信頼できそうな気がする。

千葉方面から家族を連れて関西に避難した友人がいる。彼は海外の友人から引っ越しを勧められたそうだ。笑いごとですめばいいが、やっぱり早めに移動していてよかったねとならないことを願うのみだ。僕のアメリカの友人も、ニュース情報で日本は大変なことになっているみたいだけど、移動しなくて大丈夫かと何度も心配してくれている。

今回の地震による事故で、原発地域だけでなくかなり広域に影響を受けることが国民に周知されたので、今後の原発推進は田舎に持っていけばいいだろう的発想では立ちいかなくなるだろう。原発は賛成、でも自分の裏庭には造らせないといった推進派も影をひそめるだろう。

今朝の朝日新聞に、日本の原子力発電所は「豆腐の上に造られているようなもの」という表現を使っていたが、地震大国日本ならばまさにぴったりの表現だ。海外の原発と比べて、設計も耐震性も違って当然だろうが、津波をかぶってあっさりとダメになってしまった。
現在稼働している原発の耐震性や耐津波を考慮した補強を早急にしてほしい。
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by attainmentofall8 | 2011-03-17 00:25 | 災害・原発

外出自粛

きょうは朝から、福島原発の放射能漏れの影響で外出自粛が出された。
我々一般市民に何かできるわけでもなし、事態の収束をじっと見守るしかない。空はつながっているわけだしジタバタしても始まらない。

チェルノブイリ原発事故の時を思い出した。はるかかなたのソ連(当時はまだロシアではなかった)だから、日本はいくらなんでも放射能の影響はないだろうと言われていた。ところが放射性物質が上空約1㎞まで吹き上げられて、ヨーロッパはもちろん日本を含む世界中に少なからぬ影響を与えた。

チェルノブイリの事故をレベル7とすると、フランスの専門家に言わせれば、今回の福島原発事故はレベル6だそうだ。事故の深刻度がわかる。この緊急事態を、専門家を含めた現場対策チームがうまく収拾してくれるのを祈るしかない。

96時間経って救出された男性がいたというニュースが流れた。まだどこかで救出を待って耐えている人がいるかもしれない。自衛隊・警察・消防などの方たちの命がけの作業に手を合わせるしかない。
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by attainmentofall8 | 2011-03-15 20:55 | 災害・原発

阪神大震災の経験

政府は大震災対策に与野党なく超党派的な対応をしていると思っていたのだが、どうもそうではないようだ。これだけの国家危急の事態なのだからあらゆる専門的・経験的知識を活かしてもらいたい。

阪神大震災も未曾有の大災害と言われ国家一丸で対応したと思う。当時は自民党政権だが震災担当大臣の小里貞利氏がおられたはずだ。今は引退されているがその時の経験など生かせないものか。政府は災害ボランティア担当の首相補佐官に辻元清美氏を任命したようだが、それはそれでいいとして、震災時にボランティアとして活動した方と、指揮した方では全く経験や力量が違うだろうに。手探りの担当者をあてがうより、苦い経験も少なからずあるだろう小里元震災大臣を抜擢するくらいの度量があってもいいのではないだろうか。

安全・安全と言われ続けてきた原発がこの度の大地震で脆くも弱点を露呈した。二酸化炭素の排出がない地球温暖化対策にもなる電源というキャンペーンで、新規の原発建設を推進していた政府や電力各社は、穴があったら入りたいような心境ではないだろうか。

原発は沿岸部に建設されるため、地震と津波は一体のものと考えるべきものなのに、原子力保安院の幹部の話によれば、津波の影響は深く議論されていなかったそうだ。唖然とするほかない。

非常用の冷却用ディーゼルエンジンが津波による海水をあびて機能しなかったという。海水をかぶってもいいような格納庫に入れて置くとかしなければ、非常用とはいえないだろうに。

批判をするつもりではなく、一秒でもぬかりのない救済対策ができるように前例からの経験や知恵を最大限活かすべきだろう。メンツや政党の違いなどにとらわれているときではない。
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by attainmentofall8 | 2011-03-14 19:03 | 災害・原発

復興

きょうは日曜日にもかかわらず、特別夕刊が配達された。大津波で流された市街地の写真が出ているが原形ととどめていない惨状には息をのむ。同時に、一見平穏に戻ったかのような関東ののどかな日曜の光景とのギャップに夢でも見ているのではないかと疑いたくなる。

近所のガソリンスタンドは、地震後にガソリンの不足を見越して給油客が殺到して早々に売り切れの張り紙を出している。ニュースでは、東電の電力が不足しているために輪番制の停電を実施すると言っている。コンビニは商品の納入が滞っているために、ガラガラになっている棚もある。特にパン類や牛乳、米類などの生活物資は売り切れだ。一部に買いだめをしている人もいるのだろう。

福島原子力発電所からの放射能漏れ、スモッグみたいに見えるものではないだけに今どういう事態になっているのか情報が少ないために不安は募るばかりだ。知り合いの医師から、放射能漏れが関東に及んだ場合に備えて、なくなる前にイソジンを買っておいた方がいいよというアドバイスを受けて、朝一番に薬局で求めた。放射性ヨウ素の甲状腺集積を抑制するために丸薬もあるそうで万が一の場合はそれを飲むしかない。

インターネットやテレビ・ラジオ・新聞で知る大惨状に、地震の恐怖は味わったがほとんど被害を受けず生き延びた自分に何ができるかと考えたとき、正直無力であることに気付く。義捐金や若い人にボランティアを勧めるとか、せいぜい節電に努めるくらいしかない。

原発の危機が収まり、救出・復旧作業が順調に進むことを念じたい。世界中から緊急援助隊も応援に駆け付け作業に加わっているようなので有り難いことだ。日本人の冷静な対応に世界各国が驚嘆の目で見ているという。奇跡の復興で大災害時のモデルを提示できれば日本人として誇りだ。
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by attainmentofall8 | 2011-03-13 22:34 | 災害・原発

原発の放射能漏れ

地震の被害状況が時々刻々入ってくるが、そのたびに犠牲者の数が増えている。地震による津波の被害は予想以上でその破壊力には驚かされる。この世の状況とは思えないような惨状が映し出されるたびに胸が痛む。

一番恐れていた原子力発電所の破壊による放射能漏れが現実になっている。ニュースによれば、福島第一原子力発電所では爆発が起こり3人が被ばくしたそうだ。おそらく関係機関は住民や国民がパニックになるのを防ぐために情報量を制限しているだろうから、現状はもっと深刻なものと考えたほうがよさそうだ。

地震国日本の原発は大地震にも耐えられる設計になっているということで、住民の了解を取り付け建設された経緯を考えたら、騙されたというのが本音だろう。マグニチュード8.8という観測史上最大の地震とはいえ、放射能漏れを起こしてもらっては困るのである。

スリーマイル島原発事故やチェルノブイリ原発事故は人災ともいえる事故であったが、今回の事故は天災による同様の放射能漏れ事故である。世界的な原発建設への流れに赤信号が灯った感じである。隣国で原発事故が起こったら、日本は対岸の火事として安心してはいられないのである。そこが原発事故の恐ろしいところでもある。

フェールセーフが機能しなかったところに問題がある。全国の原発の耐震度の再チェックが必要だろう。阪神大震災でなぎ倒された高速道路の教訓から、支柱の補強工事がすぐに行われたが原発についても大至急検討を始めてほしい。そうでなければ原発市町村の住民は枕を高くして眠れない。
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by attainmentofall8 | 2011-03-13 00:15 | 災害・原発