カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28

末期の眼

「華」79号(川涯利雄編集)の編集後記に、川涯氏は「末期の眼(まつごのまなこ)」に言及されている。
川端康成の言葉である。死の間際に見る自然、人間がいかに美しく感動的に映るか。末期の眼で周囲を見回すと世の中は驚き、感動する事ばかりだろう。……
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

若い時より、歳を重ねるにつれて目に入るもの感動するものが多くなるものである。野の草花、小さきもの、弱きものに対する慈しみの気持ちが強くなってもくる。そして究極の末期に、眼は今生の別れを惜しむかのように慈悲に満ちた光を発し、見るものすべてを輝かせて脳裏に焼き付けようとするのだろうか。

この世に生を受けた不可思議と、今ここにいる百千萬劫の稀有さを多少なりとも感じられれば、見るもの触れるものすべてが輝きを放たずにいられようか。一感動一首一句で過ごしていけるよう時間を過ごさなくてはいけない。

by attainmentofall8 | 2013-04-24 23:50 | 読書