日々の雑感


by さむちゃん
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句またがりについて

犬塚こうすけ氏は、川柳句集「ヒヨコのつぶやき」を読んで手紙を差し上げて以来のお付き合いである。お会いしたこともないが、手紙でいろいろ教えてくださる貴重な方である。
東京みなと番傘川柳会で川柳港を主宰しておられる方でもある。手紙で感想や質問をさせてもらっているが、今日は「川柳の句またがり」についての質問をさせてもらった。
以下、手紙文の一部である。

先日の句会でも問題になったのですが、句またがりについてご質問させてください。
まず川柳では特別なルールというのは無いようですが…
そうでしょうか?

こうすけさんの「愛を生む夕焼け勇気生む朝日」、私のたいへん好きな句です。
十七音字になってはいますが、(5 ④)(③ ②③)と、中七が割れております。他の句を見てみましても、中七で切れる場合が多いようですが、それは意図的にされているのでしょうか?
「心眼をみがこう落ちてきた視力」(5 ④)(5 ③)
「評論家です責任はとりません」(5 ②)(5 5)
「無くしたら容易に戻らない自信」(5 ④ 5 ③)
「つかまえてくださいゆっくりと逃げる」はなこ(5 ④)(5 ③)

句またがりは、散文的な句になるリスクもあり、しろうとは定型でもっと勉強しろとよく言われます。こうすけさんのようなベテランにして初めて可能な境地かとも思います。破調にもかかわらず心地よいリズムに仕上がっているのが不思議です。定型にない自由な発想でスッと口をついて出てきた句という印象を持ちます。

破調とは言っても、かならず5音字を含み全体が十七音字で収まっているのが、句の仕上げをよくしているのかもしれません。発想のなかに、もしかして散文的なつぶやきがあってそれを十七音字に凝縮されたと考えたほうがよろしいのでしょうか?

もしこうすけさんなりの句またがりの流儀などございましたら、ご教示いただければ幸いです。勝手な質問ではありますが、よろしくお願いいたします。

まあざっとこんな質問をさせていただいた。筆まめなこうすけさんがどんな返事をくださるか楽しみだ。
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by attainmentofall8 | 2011-10-14 23:10 | 俳句/短歌/川柳