日々の雑感


by さむちゃん

赤い鉄橋

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川内川の上流にかかる橋のひとつである。今はコンクリートの護岸がきちんと整備されて小説などに出てくるような面影はほとんどない。でもこんな赤い鉄橋もまた風情があってこれはこれでいいと思う。

江戸中期に上流の川浚い工事をしたことがあったそうだ。川内川上流の両岸に広がる肥沃な土地からとれる米を運び出すためである。浅瀬で舟が座礁しないように、水面から顔を出す岩などを壊して深くする工事である。

ガラッパの御前迎岩(ごぜんけいわ)という大きな岩では大変な難工事を強いられたことが海音寺潮五郎の「二本の銀杏」にでてくる。伝説の生き物ガラッパが川面で祝宴を張ったりする際に使う平たい巨大な岩があったそうである。ガラッパの祟りかけが人まで出る難所だったようだ。当時の最新技術である発破を長崎から習ってきて使ってもいる。串木野金山の鉱山夫達に発破工事は任されていたらしい。

鶴田ダムというダムがあるが、上流にいくほどに急峻になっている川である。曾木の滝というちょっと名所になっている滝もあって船でずっと上っていけるわけではないが、いつかは船で行けるところまで行ってみたいと思っている。
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by attainmentofall8 | 2011-06-09 22:22 | ふるさと鹿児島