授業見学会
2011年 06月 05日
大学町とはいえ名前ばかりで全然学生のにぎわいのないところだけに、キャンパスはどうなっていて学生はどんな様子か一度見学してみたいと思っていたところに、見学会の案内を見つけ渡りに船で出かけた。
この手の授業見学会は人気教授の授業を2~3クラス見せてあとはキャンパスツアーでお茶を濁すのが普通だろうが、今日は日曜日にもかかわらず火曜日の授業にして全学科全クラス見学できたのにはちょっと驚いた。メインは大学紹介と入学の手引だろうが、昼食をはさんでいたので午前中見学して帰ってきた。
公開講座なのか見学会なのかあいまいで、午前の授業90分2コマは正直長く感じられた。下心があるような大学なら、昼食券でも配って見学者を引き止め、大学説明会を全体でするくらいのことはするだろうなと思った。ただ純心というだけに、真っ正直なところが気に入った。
一限目、一年生の語学クラスを中心に見学した。英語(インタラクティブ・イングリッシュⅠ)、中国語、フランス語、ドイツ語、言語学、総合英語演習、こども英語演習である。
一番印象的だったのはドイツ語のクラスである。学生一人にドイツ人の先生が英語と日本を交えながら熱心に教えていた。「カエルの歌」が英・独・仏・日で書かれたプリントをもらい一緒に練習する羽目になった。先生は携帯用の小型木魚のようなものをもって調子を合わせてくれる。昔アメリカの小学校に招かれて日本文化紹介をした時にこの歌を輪唱で歌ってもらいかなり受けたことを思いだした。いかんせん学生一人では輪唱ができないので残念ではある。
二時限目、英語による日本文化Ⅱ、日欧交渉史、文学Ⅰ、比較文化論、環境学習論を見学した。英語による日本文化Ⅱは三年生対象なので、学生も積極的に参加していて一年生のインタラクティブ・イングリッシュⅠとは格段の進歩がみられた。
文学Ⅰは宮尾尾登美子の「天璋院篤姫」を教材にしていたので、興味もあり小一時間ほど聴かせてもらった。見学会ということで、学生には重複するような内容にもなったようだが、初めて聞いた人には筋道立てて話が進みとてもわかりやすかった。篤姫人気のためか保護者の見学が一番多いクラスだった。
全体的に少人数クラスで学生は恵まれているなと感じた。ただそう感じている学生は何人いるか?!腰を据えて本気で勉強するつもりになれば環境的にはこの上ない大学だろう。一年生対象の「純心講座」は終了間際の10分ほどしか見学できなかったが、ミッション系の大学ならではのユニークな講座で今度じっくり聴いてみたいと思った。
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物知りクイズあい子
at 2011-06-07 18:02
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娘の通った大学ですね。マリア様の像が懐かしいです。「かえるの歌」の輪唱をさせたのですか?おおうけだったとか。ニューヨクタイムスの記事で見ました。良いアイデアでしたね。
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attainmentofall8 at 2011-06-07 20:32
入浴タイムズには出ていましたか?(笑)V
by attainmentofall8
| 2011-06-05 23:59
| ふるさと鹿児島
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Comments(2)