日々の雑感


by さむちゃん
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リビアの軍事介入に思う

リビアへの米英仏の軍事介入も、カダフィー後の暫定政権作りへと展開しているようである。

チュニジアの反政府暴動が、リビアにも飛び火して打倒カダフィーを叫ぶ若者がデモを始めた。最高指導者カダフィー氏は、反体制派の市民に軍事的な圧力をかけるだけでなく殺戮を始めたため世界中からの非難を浴び、米英仏の軍事介入を招いてしまった。

カダフィーファミリーの政権への執着は相当のものである。軍隊が自国民に銃を向けるというのはかなりの覚悟がいるが、カダフィーの場合は外国からの傭兵が多いため市民への攻撃も躊躇しないと言われている。

外交的努力で、市民の無差別虐殺を回避できればいいが、カダフィーの場合は国際社会の非難を全く意に介していなかった。

ドイツのメルケル首相は、軍事介入に反対したと言われるが、リビア市民の虐殺を見て単独でも乗り込んで行って外交的努力で阻止しようとしたのか?このような場合、軍事介入を単なる能天気な平和主義的理想論で批判できるだろうか?

オバマ米大統領は2009.12.10日、ノルウェーのオスロ市庁舎で行ったノーベル平和賞受賞演説で、「世界に悪は存在する。時に武力は必要だ」とし、「平和の維持のため、戦争という手段には一定の役割がある」さらに、「平和は義務を必要とし、犠牲を伴う」と語ったのを思い出す。 

世界には理不尽なことがそれこそ数えきれないほどある。カンボジアのポルポトやウガンダのアミンなど自国民を大量虐殺したと言われている。リビアも同じようなものである。オバマ大統領が述べた「軍事介入が必要なこともある」にあたるのではないか。戦争などないにこしたことないが、現実に起こっている極悪非道に内政干渉だと無関心でいるというのも、今回の巨大地震の被災者の方たちにまったく同情や共感を覚えないようなものだ。

話は飛ぶが、日本でも非武装中立や自衛隊の違憲論を声高に叫んでいた人たちがいる。またつい最近でも自衛隊を暴力装置などと表現した官房長官もいた。今回の大災害に際しての自衛隊の出動・活躍にどのような整合性をつけるつもりなのだろうか。

ある意味、戦後の精神面での総決算・総括がなされているのではと思える。今の民主党政権は左翼政権と言われてもいるがそれはそれで、彼らなりに政権党として現実に直面して思想的にも精神的にも総括する場になっていると推察される。新生日本を創るまともな議論ができる国会議員になりつつあるともいえようか。
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by attainmentofall8 | 2011-03-25 16:48 | 政治/経済