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日々の雑感


by さむちゃん
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サッカー選手

先日の日韓戦サッカーで、韓国代表MF奇誠庸(キ・ヨンソン22歳)選手が日本を侮辱するようなしぐさをしたというので、韓国内からも批判が上がりFIFAから処分の可能性も言われている。

前半23分PKを決めた後、カメラに向かって頬を膨らませて左手で顔をかくなどサルのまねをしたことらしい。この選手は試合後「旧日本軍が使用した旭日旗を観客席に発見して、『選手である前に国民』と怒りの反応だった」と述べたそうだ。

旭日旗に反応して怒りを表したという、信じがたいようなコメントに正直驚いた。たかだか22歳の若者が、親だって戦争世代ではないだろうに。反日教育のたまものなのか?! どんな教育を受けたか知らないが洗脳的な教育の恐ろしさを感じる。

人気韓国ドラマが放映され、K-POPの若いアイドル歌手たちがこぞって来日している時代に、あまりに浅薄な内向き志向という印象をうける。まあサッカーばかりやっているボンボンであれば、反日でも叫ばないと闘争心がかきたてられないのだろう。

会田雄次著「アーロン収容所」を読めば、戦争中の捕虜としての苦しみ・悩みがわかる。会田氏は第二次世界大戦後にビルマのイギリス軍捕虜収容所で過ごした自身の体験を赤裸々に書いている。白人優位主義に基づく黄色人種にたいする蔑視を余すところなく描写している。虜囚の立場にありながら冷静に沈着に支配者を観察した作品である。会田氏がこの本を世に出したのが1962年である。戦後15年も経って当時を回想してペンをとっている。

一方、ジャック・エドワーズ著「くたばれ、ジャップ野郎」というのは、逆に第二次世界大戦中にイギリス人のエドワーズ氏が捕虜として日本軍から受けた体験を生々しく書き連ねている。戦後40年以上たってから”Banzai You Bastards”のタイトルで出された本の邦訳版である。

会田氏もエドワーズ氏も直接の戦争体験者である。実体験からくる凄味のようなものがある。われわれ日本人の戦争を知らない世代が、ある国や国旗に対して先の大戦を理由に嫌悪感を示すなどということは極めてまれなことではないだろうか。韓国の若者が旭日旗に対してそのような感情をむき出しにしたというのは教育の成果=刷り込み以外のなにものでもないだろう。

しかしまあ、あまり目を向くほどのことでもない。ちょっと書いてみたくなっただけだ。猿が猿まねをしたととって、軽く流してしまうのが賢明だろう。好転している日韓関係を前向きにとらえていくのが若者ではないか。
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by attainmentofall8 | 2011-01-27 21:57 | 雑感 | Comments(0)