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日々の雑感


by さむちゃん
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鹿児島を元気にするために

南日本新聞の記事によれば、鹿児島県は21日、2010年10月1日に実施した国勢調査速報を発表したそうだ。

県の総人口は、1975年の戦後最少の172万3902人より少ない170万6428人。05年の前回調査時より4万6751人(2.7%)減少。県内43市町村のうち、人口が増えたのは鹿児島市、霧島市、龍郷町の2市1町だけだった。龍郷町1.3%(80人増)、鹿児島市0.3%(1573人増)、霧島市0.2%(203人増)。

人口減少率が高かった自治体は、大和村12.1%、南大隅町10.9%、錦江町10.3%、三島村9.5%、垂水市8.8%。人口減少数が大きかったのは奄美市3491人、曽於市3108人、南九州市3102人など。
(以上南日本新聞より、一部改変)

全国的な少子化は、九州最南端の鹿児島も例外ではないようだ。むしろ過疎化と相まってますます人口減少が進み、さらに密集地とそうでないところの格差が大きくなっているのがわかる。県庁所在地の市内と空港のある霧島市以外は軒並み減少だ。

この3月12日に新幹線が全線開通して、その利便性ゆえに多少は人口を吸引する働きをすることを期待したい。少なくとも新幹線駅の出水、川内は恩恵にあずかれるものと思う。素通りされない工夫をこの際充実させるべきだろう。

鹿児島の振興と活性化のためには、中央にもみ手をするがごとく仰ぎ見ないことではないかと思う。江戸期の薩摩藩の気概である。薩摩半島と大隅半島が一体となって中国、東南アジア、インドなどの巨大市場を視野にいれて迅速、果敢に攻めていける体制を確立することだろう。最高級の農産品供給地が一番実現可能性が高い。

錦江湾に吊り橋でもトンネルでもつくって大隅とつなげてみれば、鹿児島の潜在力をもっと引き出せるはずだが。斉彬派と久光派が対立したように肝心な時に力をそがれないような政治力を発揮すれば、人口増加を意図しなくても、南端の県にして魅力的な県にかわるだろう。
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by attainmentofall8 | 2011-01-23 23:12 | 政治/経済 | Comments(0)