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日々の雑感


by さむちゃん
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レーガン元大統領の回顧録

昨日NHKニュースで、 故ロナルド・レーガン元米大統領の息子ロンさんが来週回顧録を出版するそうだ。その中で元大統領が在任中、アルツハイマー病の兆候を示していたことを明かしているという。

兆候に気付いたのは元大統領の最初の任期中の3年目だそうだ。応答につまずき、メモ用紙の処理に手間取ったり、不自然に言葉を失ったりする姿を目撃して感じたという。ところが在任中に誰も健康の異変に気付いていた形跡はないとのこと。

レーガン大統領といえば、2期(1981~1989)務めたアメリカ大統領である。94年にアルツハイマー病を患っていることを自ら告白したことで話題になった。2004年6月に亡くなっている。

真偽のほどはわからないが、回顧録を出すからには売れるような内容がなければ見向きもされないから宣伝材料としてまぶしたのだろうと推察される。まあレーガン大統領の末息子の小遣い稼ぎのたわごとと考えていいかもしれない。

レーガン大統領の最大の功績は、資本主義陣営と社会主義陣営の対立、冷戦を終結させるうえで多大な貢献があったことだろう。イギリスのサッチャー首相、日本の中曽根首相とのトライアングルは見事なものだったと思う。よくぞこの三人の巡りあわせになったものだとつくづく感心すると同時に、時代に招請されたと言えなくもない。

彼の役者上がりのパーフォーマンスは、時にほほえましくも時に迫力あるカーボーイ的に、変幻自在だった。ここは政治家の資質としても大変評価したいところだ。何か茫洋としていて意図的に大愚を演じているような時もあった。これがほんとにアルツハイマー病だったとしたらブラックジョークにもならないが…。

日本の政治家にも、レーガン氏に似た大愚を演じて官僚を人心収攬できる政治的マキャベリズムを発揮できる人が出ないものかと歯がゆい思いがしている。日本の優秀な官僚の頭脳を使いきれていないこと甚だしいからだ。菅首相など、官僚をバカ呼ばわりしていて今の醜態である。

鳩山元首相は、インドで現政権を4人の仲良しグループのカルテット政権などと揶揄したそうだ。民主党の仲間割れから早晩政権崩壊が始まる気配がする。与謝野氏が内閣に入ったといえ、獅子身中の虫になって分裂を加速化しそうな感もすれば、野党を勢いづかせただけの感もする。
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by attainmentofall8 | 2011-01-17 22:51 | 政治/経済 | Comments(0)