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日々の雑感


by さむちゃん
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火を噴く扇風機

猛暑が続く今年の夏、古い扇風機の出火事故が相次いでいるそうだ。 経済産業省所管の独立行政法人・製品評価技術基盤機構(NITE)の調べでは、 扇風機でモーター部分がショートするなどして起きた発火や火事が6月以降、 8件発生して、うち6件は、10年以上前から使用されている扇風機によるという。

NITEによると、扇風機による発火事故は2009年3月までの5年間に 105件発生し、3人が死亡、10人が重軽傷を負っている。 このうち70件が10年以上使用の扇風機によるものだそうだ。 長年使用してモーターのコイルがすり切れ、ショートしたケースが多い。7月7日の大阪府の火災では、40年以上使われ続けた扇風機が出火元となった。

これだけ毎年古い家電製品による出火事故が発生しているのであれば、ただセンセーショナルに報道するだけでなくメーカーの名前、型番など知らせるようにするとか、特定の家電製品に限っては10年以上の使用はできないようにするとかもっとまじめな防止策を講じてほしい。今のマスコミの報道は政治家やメーカーとグルになって新製品の買い替えを勧めているようにしか聞こえない。ある意味ただ恐怖心を煽っているようなものだ。

一方で真空管テレビや古いエアコンなどを40年以上も使っているというのも驚きだ。メーカーが永久保証しているわけではないのだから、叩かないとうまく動作しない製品は危ないという危険予知能力が働かないのかなとこれまた不思議だ。世の中には色々な人がいると改めて思うことである。

ただ中にはそのような判断能力や認知能力の劣ったお年寄りもいるだろう。消防署や自治会で古い家電製品を見つけて回収するような制度を作るといったようなことをしないといけない。年間平均20件以上この種の事故が起きて死亡事故にもなっているのであれば、防止が最優先されるべきだ。

マスコミは新製品の買い替えを勧めるようなニュース報道でなく、事故防止の方策を提言して法制化につながるような建設的な報道をしてほしい。

先日買い換えた僕のふるいノートパソコンも、もう少し遅れていたら火を噴いていたかもしれない。
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by attainmentofall8 | 2010-08-09 22:46 | 雑感 | Comments(0)