人気ブログランキング | 話題のタグを見る

日々の雑感


by さむちゃん
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

新たな展開か?

朝鮮半島情勢が緊迫している。

今月25日から始まる米韓軍事演習に中国がぴりぴりしているという。一応アメリカは空母、ジョージ・ワシントンを黄海ではなくて日本海に投入する形で配慮したようだが、年内にも改めて黄海での軍事演習を行う予定らしい。

一昨日21日の米韓両国初の外務・国防閣僚会議(2プラス2)で、先般韓国海軍哨戒艦「天安」を沈没させた北朝鮮の責任を追及していくことで合意したそうだ。実際はこのブログで以前書いたように、アメリカの潜水艦が北朝鮮の攻撃で爆破させられたことに対する報復とみられる。核もなければ、背後に中国もいなければとっくの昔に瓦解してしまっていると思われる国家、北朝鮮である。当面中国は北朝鮮を使って日米韓を牽制し続けるつもりだろう。

一方、日米が共同して人道支援で南シナ海を6月の一ヶ月間にわたって巡回したそうだ。海自の輸送艦「くにさき」と米軍病院船「マーシー」が、ベトナムとカンボジアでの医療活動に従事したと報じられている。自衛隊の医師や看護師約30名が輸送艦に宿泊してNGOとともに約4500人の住民を診察したという。

当然これは南シナ海で勢力拡大に熱心な中国の牽制に他ならない。南シナ海沿岸の諸国にとって中国の勢力拡大は脅威だっただけに今回のような実効性のある日米の医療活動を名目とした軍事演習は安心感を与えたのではないだろうか。逆に中国はこの演習が常態化するのではと心配しているという。

日清・日露で日の出の勢いに乗った日本を脅威とみなし、当時アメリカはオレンジ計画なる対日戦に備えた戦略をじっくりと練り上げていたらしい。結局日本は第二次世界大戦で自滅することになる。当時の日本と違うのは、北朝鮮には中国という巨大な後ろ盾があることである。韓国は前大統領までで宥和政策で実効性がまったくないことをさとったはずだ。日米韓のトライアングルが機能すれば北朝鮮を完全に封じ込められるようになるだろう。今回の動きに関しては、哨戒艦沈没事故後に日米双方が何らかの新たな情報を掌握したことに関係しているのではと思われる。

世界史に3代続いた独裁国家はないといわれる。現在、移行期といわれる不安定な国家だけにいつ瓦解するかわからない。
名前
URL
削除用パスワード
by attainmentofall8 | 2010-07-23 00:42 | 雑感 | Comments(0)