日々の雑感


by さむちゃん
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小学教科書の俳句

小学5年生の国語の教科書(光村出版)に、「季節の言葉」というページがあり、「春から夏へ」、「夏の日」、「秋の空」、「冬から春へ」と4つに分けて見開き8ページを割いてある。俳句、短歌、詩あり、季節の言葉の紹介あり、また写真がすばらしい。

しかしながら、掲載されている俳句についてはかなり疑問を感じる。というのも、字余り句、三段切れ句、季重なり句と、どちらかと言えば俳句初心者には不向きな句を載せてあるのだ。もちろん、有名俳人の秀句といわれている句なので句そのものに文句をつけるつもりはないが、俳句の基本を教えやすい句を選定すればいいものを…と学校の先生の立場から思うのである。

①花冷えに欅はけぶる月夜かな  
              渡辺水巴
②目には青葉山ほととぎす初がつお  
              山口素堂
③舟に子のひだるき顔や風かほる  
              松窓乙二
④雲の峰いくつ崩れて月の山  
              松尾芭蕉
⑤門ありて唯夏木立ありにけり  
              高浜虚子
⑥涼風や青田の上の雲のかげ  
              森川許六
⑦鰯雲この一族の大移動  
              茨木和生
⑧いわし雲大いなる瀬をさかのぼる  
              飯田蛇笏
⑨鰯雲天にひろごり萩咲けり  
              水原秋櫻子
⑩夕焼けてなほそだつなる氷柱かな  
              中村汀女
⑪華やかに風花降らすどの雲ぞ  
              相馬遷子

以上11句を紹介してある。
字余り句 ②
3段切れ ②
季重なり ①、②、④、⑥、⑨、⑩

⑦、⑧、⑨は鰯雲の句を3句並べて鑑賞させようとしているので、意図が見えるが、他の句はどういう基準で選んだのか全くわからない。

江戸時代の乙二や許六の句をこの段階で出すくらいなら、他にもいい句がいっぱいあるだろうにと思う。③など、まさか、新美南吉の「あめ玉」が出てくるので選んだのではないかと… 安易な句の選定に感じられて仕方がない。調べの良さだけでなく、教科書の俳句であれば、あれこれ内容面をつぶさに検討されることを想定して選ぶべきではないか。

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by attainmentofall8 | 2013-06-28 21:01 | 俳句/短歌/川柳

ノウゼンカズラ

近所のノウゼンカズラ。オレンジ色をしたロート状の花がブロック塀から滝のように咲いている。(これは先日天気のいい日に撮った写真)
今日の集中豪雨で花弁がかなり落ちてしまったかもしれない。バケツをひっくり返したような雨というが、きょうのはその形容がぴったりな激しい雨だった。

きのう田植えを終えた田んぼも水浸しで苗がほとんど冠水していた。苗が浮き上がってきているのもあるので、あらためて植え直さなくてはいけないのもあるだろう。自然の猛威の前にはなすすべがないとはこのことであろうか。
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by attainmentofall8 | 2013-06-26 23:45 |

田植え体験手伝い

きょうは近くの小学校の田植え体験の手伝いにでかけた。
昨日の予定が雨で延期になり本日実施となったわけだが、昨夜からの大雨に続く小雨のぱらつく中での作業となった。水張り田にフナが一匹泳いでいるのを見つけた。近くの小川から遡上してきたものだろう。小学校の池で飼うために校長先生がビニール袋に捕獲された。子供たちが横一列になって挨拶したあとに作業開始となった。

驚いたのは子どもたちの格好。安全、安心を考えてだそうだが、手袋、厚手のストッキング姿の重装備に、ちょっと笑ってしまいそうな格好である。校長先生はただ一人素足だったが、蛭に3度も噛まれていた。苗がちょっと小ぶりだったのと、昨夜からの雨で水位が上がっていたせいで、苗を植えても苗の頭が水面上に出てこないというところもあり子供たちは苦戦していた。

23人の5年生と、職員、親たちが一列になって植えていったので三時間そこらで作業は完了した。子供たちも米作りの大変さの一端がわかったかもしれない。田植えはご飯が口に入るまでのほんのひと作業である。モミを水に浸すところから始まり、苗床をつくり、田植え、除草、刈り取り、脱穀。その間には水量の調節や農薬散布などなどあり大変な作業である。
ただ昔と比べ農薬を使うので除草はずいぶん楽になっているらしい。
昨年までは、うるち米ともち米の二種類だったが、今年はもち米だけの植え付けとなった。

昨年、外国人を2名連れて体験に行ったのが懐かしく思い出される。一年があっという間に過ぎていくように感じられる。
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by attainmentofall8 | 2013-06-25 12:15 | 農業

合歓の花

あわや台風4号上陸かと思われたが、はやばやと温帯低気圧になったようで一安心といったところである。今年はいくつ台風が来るのやら~

合歓の花が庭先で咲いている。台風でやられてしまうのではと心配したがもう少し楽しませてくれそうだ。合歓の花と言えば、指宿スカイラインの樋高展望所の歌碑を思い出す。美智子皇后が、皇太子妃の頃鹿児島を訪れ詠まれた歌だそうだ。

薩摩なる喜入の坂を登りきて 合歓の花見し夏の日想ふ

美智子さんはねむの木がお好きなようで、「ねむの木の子守唄」という歌を作詞されている。

美智子皇后陛下作詞・山本正美作曲

ねんねの ねむの木 眠りの木
そっとゆすった その枝に
遠い昔の 夜(よ)の調べ
ねんねの ねむの木 子守歌

薄紅(うすくれない)の 花の咲く
ねむの木蔭(こかげ)で ふと聞いた
小さなささやき ねむの声
ねんね ねんねと 歌ってた
    

故里(ふるさと)の夜(よ)の ねむの木は
今日も歌って いるでしょか
あの日の夜(よる)の ささやきを
ねむの木 ねんねの木 子守歌
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by attainmentofall8 | 2013-06-21 12:59 |

川柳とは…

前回のブログで、あじさいと額紫陽花の即吟川柳に対して、紅雀さんと紋章さんから添削句を戴いたので分析してみたい。

①独り旅がくあぢさゐの駅にたつ
②独り旅ガクアジサイの宿をとる
③あじさいの終着駅は東慶寺
④あじさいが迎える駅は無人駅

紅雀作
独り旅ガクアジサイも濡れている
一人宿窓に紫陽花ゆれる影
東慶寺あじさい色の人を待つ
無人駅アジサイの歌聞こえるよ

紋章作
ガクアジサイだけが迎える独り旅
ガクアジサイ明日は誰待つ無人駅

自句の①は、寄物陳思(物に寄せて思いを陳べる)的傾向が強すぎて、まだ俳句的なのかもしれない。「がくあぢさゐ」の持つイメージから心情を汲み取ってほしいという思いで、投げ掛けたのだが…
紅雀作「独り旅ガクアジサイも濡れている」は、淋しさ・侘しさを一歩踏み込んで下五の「濡れている」で言い切ったところに、一枚の映像が浮かぶような詩情が感じられる。
実際は、雨に濡れているのだろうが、独り旅の哀愁から心が濡れていると取ることができるので、「も」が効いている。

一方、紋章作「ガクアジサイだけが迎える独り旅」は、「自分がたつ」から相手を登場させて「…が迎える」としたところに立体的重層感が生まれている。さすがである。「…だけが」で、独り旅の侘しさが倍加される感じがするので、ギャップを楽しむつもりで「ガクアジサイにお迎えされる独り旅」としたらどうだろうか。

「濡れる」という言葉から「落葉松(からまつ)」という歌を思い出す。まさにポエムとはこれ!と突きつけられているような歌詞である。野上彰作詞、小林秀雄作曲
落葉松の秋の雨にわたしの手が濡れる
落葉松の夜の雨にわたしの心が濡れる
落葉松の陽のある雨にわたしの思い出が濡れる
落葉松の小鳥の雨にわたしの乾いた眼が濡れる

最後の、「小鳥の雨にわたしの乾いた眼が濡れる」はなかなか言えるものではない。歴史に残る歌だけのことはある。

自句の④「あじさいが迎える駅は無人駅」は、「が」の響きから散文の印象を受ける。そうですか俳句に堕しているようだ。作った時はそう感じなかったのだが…。
紅雀さんの、「無人駅アジサイの歌聞こえるよ」は、女性の感性からでた句だと思う。「アジサイの歌」など、思いつきもしない。
紋章さんの、「ガクアジサイ明日は誰待つ無人駅」は、中七の「あすはだれまつ」から降車時のこと、駅の風景、音、香りがイメージされてくるようだ。韻文としての川柳の型にちゃんとおさまっているのがさすが。
大御所の句を勝手に論評するなど失礼かとは思ったが、勉強のためとお許し願いたい。
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by attainmentofall8 | 2013-06-20 16:58 | 俳句/短歌/川柳

ガクアジサイ

テレビでたまたま目にした歌。
山なんか笑わないよと言う孫よ 
勉強してみな亀だって鳴くぞ  今橋和徳

季語である「山笑う」「亀鳴く」を踏まえた歌であるわけだが、おじいちゃんと孫の楽しいやり取りが見えていい。切り取り方といい、まとめ方のうまさが絶妙だ。
「ミミズだって鳴くよ」ってちょっかい入れたくなる。

昨日の俳句会でのこと。
独り旅終着駅に額の花  守
  ⇒独り旅終着駅の額の花
この「に」は「の」がいいのではないかという合評があった。このニュアンスの違いがわかる人はかなり言語感覚が鋭いと思う。両方とも額の花に焦点はあたるのだが、「に」は広すぎてぼける、「の」ならちょうどピントが合う、という批評だった。

「に」が、単に終着駅に額の花がありました、という叙述になるのに対して、「の」ならば終着駅と額の花の絶妙の取り合わせから喚起されるイメージの世界が広がる。

この設定場面を、川柳で表現したらどうなるだろうか。人間に焦点を当てなくてはいけない。
独り旅がくあぢさゐの駅にたつ
独り旅ガクアジサイの宿をとる
あじさいの終着駅は東慶寺
あじさいが迎える駅は無人駅
思いつくまま4句作ってみたが難しい。ご助言をお願いします。

さっそく大御所お二人からいただきました。川柳の発想がよくわかっていいですね~。ありがとうございます。

紅雀作
独り旅ガクアジサイも濡れている
一人宿窓に紫陽花ゆれる影
東慶寺あじさい色の人を待つ
無人駅アジサイの歌聞こえるよ

紋章作
ガクアジサイだけが迎える独り旅
ガクアジサイ明日は誰待つ無人駅

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by attainmentofall8 | 2013-06-19 08:24

苗代

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田舎にいると季節感をはっきりと感じることができるのが、都会に住んでいるのと違う。草花や木々の花、青葉若葉。代掻きを終えた田んぼは田植えを待つだけになっている。所によっては始まっているが、本格的には6月下旬だろうか。

昔は、苗代から玉苗にして、結(ゆい)の調整がついたら田植えをしていた。今は箱苗から田植え機に入れて一気に田植えをすませてしまう。風情はなくなったが、中腰で行う田植えの重労働を考えると楽になったものである。
五月雨のそそぐ山田に早乙女が裳裾(もすそ)ぬらして玉苗植うる  佐々木信綱

ねむの花と紫陽花が絶妙のコントラストをなしている白い家を近所に見つけた。この季節の景を象徴するような一枚を撮れた。
どの谷も合歓のあかりや雨の中  角川源義

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庭のヒメジョオンに夏蝶がひと休み
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by attainmentofall8 | 2013-06-17 17:25 | 雑感

丹下ウメ

鹿児島山形屋横に丹下ウメ博士の胸像がある。
たいていの人が、説明書きを読むまでは、どんな人なのかわからないだろう。

明治6年、鹿児島市生まれ。日本女子大学の家政科一回生で卒業後、東北帝大に入学。その後、スタンフォード大学に留学。東大から「ビタミンB2複合体」で農学博士号を受け、日本女子大学の教授を務めた方だそうだ。当時は、女子を受け入れてくれる帝大は東北帝大しかなかったらしいからかなりの秀才だったはずだ。それにもまして、家庭的にも財力のある家だったようだ。

幼少時に片目を失明と書いてある。失礼ながら、大河内傳次郎の丹下左膳(映画にもなった隻眼隻手の侍)を思い出した。昭和30年(1955)没とある。「82歳まで独身の血潮を学究一筋に注いだ」と称賛してある。
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by attainmentofall8 | 2013-06-11 23:33 | ふるさと鹿児島

らっきょう漬け

毎年自家製のラッキョウ漬けを作っているが、今年もやっと漬け終った。

玄米酢とザラメ砂糖、塩麹を混ぜ合わせ沸騰させた中に、皮むきを済ませたラッキョウを入れるだけの簡単なものである。お湯を使うということを知らない時、生命力の強いラッキョウが漬け込んだお酢の中で芽を出してきたのにはびっくり驚いた。このラッキョウは焼酎と実によく合う。食べ過ぎてしまうこともある。匂いが少々気になるが、夜寝る前の一杯には最高である。

若山牧水は全身アルコールづけ状態だったそうだが、ラッキョウを食べすぎたときの自分は全身酢づけ状態といった感じである。
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by attainmentofall8 | 2013-06-10 21:09 |

あじさいロード歩こう会

薩摩川内市内の西川内フラワーロードで行われた、あじさいロード歩こう会に参加した。

以前、当ブログでも紹介した西川内地区(245地区)は魅力ある集落作りに花を利用されている。片道3Kmほどの道路沿いに色とりどりの紫陽花が咲いている。13年ほどかけて挿し木で増やしてこれほどの名所にされた由。

途中に2か所ほど休憩所がありお茶や菓子類がサービスされた。折り返して一キロほど来ると、地区の公民館でおにぎりと豚汁がふるまわれた。ただし100円の食券が必要。いこ餅やジャガイモ、緑米などが販売されていた。県会議員や国会議員まで顔を出されていてにぎやかなランチだった。
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by attainmentofall8 | 2013-06-09 21:57 |