日々の雑感


by さむちゃん
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胃けいれん

昼過ぎに急な胃痛に見舞われた。胃痙攣(けいれん)である。

昼食にそうめん2束ほどを梅干2個と一緒に食べて小一時間ほどしてからである。胃が引きつるような痛みを感じた。これはやばいと思って近くの薬局で太田胃散を買ってきて飲んだが効き目がまったく無い。再度薬局に走り今度は液体のソルマックを買って飲んでみた。初めはぐうぐういっていたが、二時間ほどで痛みがおさまった。初めての経験だけに冷や汗をかいた・・・・。

空腹状態でそうめんだけ。胃が空っぽ状態の上に、冷房で冷えた部屋の中に長時間いて腹部が冷えたものと思われる。最近皮下脂肪が少なくなってきて冷えがすぐに胃にくることがわかった。

以前テレビの番組で、感情の起伏に胃壁がどのように変化するかを調べていた。顔の表情とまったく同じなのには驚いた。頑丈そうな臓器に見えるが、意外にストレスの影響をもろに受けているものである。さらに食事内容によって胃壁が傷つき修復する間がないほどの心的、外的影響を受けたら潰瘍からガンに移行するのだろう。ナメクジが融けて縮んでしまうように、胃壁が塩分によってぼろぼろになる映像も出していた。一般には自己修復機能が備わっているからたいていのことではガン化することは無いだろうが・・・。

まあ今回の僕の事例はストレスとは無縁である。何かほかに原因があるのかなと考えていて思いあたったのは、こむらがえりである。ふくらはぎがけいれんを起こすことであるが、医学辞書によると大部分が過労からで、冷水や冷気などで誘発されると書いてある。

なるほど。そういえば昨夜腹筋運動で腹部に負荷を与えていたので、冷房の冷えに触発されて胃痙攣を起こしたものと自己診断した。

幸いに夕食時にはすっかりよくなり食欲旺盛で、腹八分のつもりが満腹になってしまった。
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by attainmentofall8 | 2010-07-31 20:25 | 健康

のうぜんかずら

近所を歩いていると、垣根からノウゼンカズラが見事な朱色の花を垂らしている家がある。あの朱色には夏の太陽のエネルギーを溜め込んでいるのではと思われるほどの生気が感じられる。むかし大阪の勝鬘院(しょうまんいん)でみた凌霄の花(のうぜんのはな)の、見る人を飲み込んでしまうような引力にはっとしたことを思い出した。つる状の茎は驚くほどのびてまるで天から降ってくるように垂れ下がり、枝先には重力に逆らっているかのように上向きにラッパ形の大きな花を咲かせる。

しばらく歩いていると空き地に立葵(たちあおい)が群生している。2メートルはあるかと思われる高さから紅や白の花をつけている。ひまわりとちがってまっすぐにぐんぐん伸びていくさまは、「ジャックと豆の木」の豆の木のようだ。昔の句であるがこんな句を詠んだことがある。
読み聞かせジャックと豆の木立葵

岸風三樓に、「門に待つ母立葵より小さし」という句がある。ティッシュのようなふわっとした花は夏の日差しには強すぎる感じがするが、茎の力強さでもっている雰囲気がある。年老いて小さくなった母はいつものように明るく出迎えてくれる。この対比が実に効果的であると思う。

涼みに入ったスーパーで蘭の花を100円で売っている。2本に花がびっしり。丁寧に保存液に入れて、背もたれの葉っぱまでつけてある。水あげがいいのかこの暑さにもかかわらず生き生きしている。どのくらいもつかわからないが100円はお得と買ってきた。
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by attainmentofall8 | 2010-07-30 22:55 | 雑感
アメリカのルース駐日大使が、8月6日の広島平和記念式典に米国代表として出席することを国務省が発表した。オバマ大統領の核兵器に対する姿勢を受けてのことだろうが、原爆投下から65年目にして初めての駐日大使の記念式典への出席だそうだ。原爆投下国の代表が出席してどのようなスピーチをするのか興味深いところだ。

遅きに失したなどと言わないでそのような環境がそろったということだろう。アメリカ大統領、日米関係、国際情勢、国連などのファクターが偶然にもベクトルがそろったということだ。核廃絶に向けて大きな一歩を踏み出そうとしていると素直に受け取りたい。

さらに今年は国連の潘基文事務総長まで出席という。もちろん国連事務総長としては初めてだそうだ。世界で唯一の被爆国である日本が大きくクローズアップされる絶好の機会である。核兵器の恐ろしさを人類の理性にアピールしてほしい。

広島の原爆記念館がロンドンで展示会を8月1日から12日の日程で開催するそうだ。「原爆投下後:広島・長崎の修羅場」展が広島・長崎市といくつかのイギリスのNGOの協力で、友好の家の歴史ホールで催される。その展示会では原爆が投下された8:15で止まった時計などを入れて18品が展示され、ほかに48の写真パネルが展示される予定。
The exhibition, “After the Bomb Dropped: How Hiroshima and Nagasaki Suffered,” will run from Sunday to Aug.12. It will be held at the historical hall Friends House in cooperation with the Nagasaki municipal governmental organizations. The exhibition will display 18 items, including a clock with its hands stopped at 8:15 a.m., the time the A-bomb dropped on Hiroshima, and 48 photo panels showing the two cities after the attacks.

海外でのこの種の展示は初めてかと思ったら1995年以降13カ国36都市で開催してきているそうだ。
A-bomb exhibitions have been held in 36 cities in 13 countries, including the United States and Britain, since fiscal 1995. ( From The Daily Yomiuri )

日本のレストランなどでよくみられる模造メニュー品の技術を使えば、広島原爆記念館の展示品はすぐできるだろうからそれらを海外の展示会では展示したらどうだろうか。日本はこれまで原爆投下に関しては言いたいことを、アメリカに遠慮して言わないで封印してきた感がする。ここにきてもろもろの条件が熟してきている中で、核軍縮に資することができるならば声を大にすべきではないか。
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by attainmentofall8 | 2010-07-29 23:54 | 政治/経済

千葉法相の死刑執行


28日、2人の死刑囚に対する死刑が執行されたという。もちろん千葉景子法務大臣が死刑執行命令書にサインしたということである。

千葉法相は有名な死刑廃止論者で、昨年9月の大臣就任まで「死刑廃止を推進する議員連盟」のメンバーだった人である。就任時よりこれまで一人も死刑執行にサインしていなかった。ところが、今月11日の参議院選挙で落選、菅総理に慰留されて続投していた。自民党をはじめとした野党は問責決議案を参院に提出する予定でいたところだった。なんというタイミングのよさだろうか?民主党の政権延命の執着心と民間人の千葉法相の優柔不断と変節が現れた事例と思う。

そもそも司法で死刑が確定しているのを行政がストップをかけている矛盾がある。ある大臣は任期中に10人以上の死刑執行にサインし、別な大臣は一件もサインしないというのではおかしいのではないか。刑事訴訟法に「死刑の執行は法務大臣の命令による」とあるなら、法改正ないしは死刑廃止の法案くらい在任中に出すのが担当大臣としての責務ではないだろうか。

そういうことすらしないで、私は死刑廃止論者ですからと澄まして大臣の椅子にとどまっているのは無責任だし、任命権者の総理の責任でもある。

冤罪との関係でためらう気持ちは重々わかる。しかし今回の執行事例のように、殺意の認否や心神喪失かどうかが争われて最高裁までいき最終的に確定した事件の容疑者である。格好をつけてサインしないというのは本来法務大臣に就任するべきではないと思う。就任後、司法の最高権力者として必死になって死刑廃止に向けて議員活動をした実績もなく、また法案提出もないとなれば、有権者がよくみていたとしか言いようがない。

死刑廃止論者は人権擁護派で人受けがいいし選挙でも票を集めやすいというのかもしれないが、昨今の凶悪犯罪に対する被害者や遺族に対する人権や感情はどうなのだろうか?
千葉法相の落選は民主党の体たらくというより、法相自身の政治活動に対する評価と考えるべきだ。落選後に慰留されたとしてもなぜ辞意を通さなかったのだろうか。

そしてここにきてやっと続投に野党から文句をつけられないように自分の主義主張を曲げて死刑を執行した、と言われても今回は仕方ないだろう。もしそのような嫌疑が晴れるとしたら、この一年で死刑が確定した死刑囚のうち元オウム真理教信者に対してサインができるかどうかだろう。
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by attainmentofall8 | 2010-07-28 20:05 | 政治/経済

平均寿命世界一

厚労省の発表によると、2009年度の日本人の平均寿命は、女性は86.44歳で世界一、男性は79.59歳で世界5位だそうだ。

男性は1位がカタール81.0歳、2位香港79.8歳、3位アイスランド79,7歳、4位スイス79.7歳に続く堂々の5位である。カタールやアイスランドは人口がそれぞれ76万人、29万人。香港、スイスは688万人、739万人。日本に比べて圧倒的に少ない人口であるうえに、カタールや香港は富裕層が多く高度な医療受けられることを考えれば日本は男女とも実質世界一と考えてもいいのではないだろうか。

戦後すぐの1947年の平均寿命は女性54歳、男性50.1歳だからまさしく「人生50年」であったわけだ。それが年々右肩上がりに伸びてきて1975年には女性76.9歳、男性71.7歳で男女とも70台を突破している。

日本はなぜこんな長寿国になったのだろうか?という疑問が生じる。厚労省によれば「主に心疾患や肺炎で死亡する割合が下がっているのが平均寿命の延びにつながっている」と分析している。
しかしもちろんそれだけでなく他の要因もあると思う。まず僕が思いつく要因としては次のようなものを挙げたい。平均して温暖な気候、季節感がはっきりしているのでメリハリのある生活が送れる、清潔感を重んじる、健康に対する意識が高い、健康にいい食品が豊富、横並び意識から長寿者の真似をできる、など。

全国津々浦々にいろいろな泉質の温泉があり、風光明媚な景色を眺めながらゴルフも楽しめる。寿司、そばに代表されるような長寿食が豊富である。花鳥風月を愛で国民の1割以上が詩人、俳人、歌人であるといえば外国人はまず驚く。何でも極めたがる職人気質の国民性のゆえに、食べ物に関しては洋物でも日本にいながら最高のものが食べられる。日本人でよかったとつくづく思える時である。

深沢七郎の「楢山節考」に、かつての日本には家族の食い扶ちを減らすために姥捨てという慣習があったということが書かれている。70歳を過ぎたら楢山まいりといって姥捨て山に連れて行かれそこで野垂れ死にするのである。知恵なのか美徳なのかこの日本でのことである。

「散りぬべき時知りてこそ世の中の花も花なれ人も人なれ」という歌があるかと思えば、「50、60は花ならつぼみ、70、80は働き盛り、90になって迎えがきたら、100まで待てと追い返す」という戯れ歌もある。僕は個人的には寝たきりで長生きしたいとは思わない。

生産的なことができなくなったらコロリと行きたいと思うPPK(ピンピンコロリ)は、現代版の楢山まいり願望かもしれない。
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by attainmentofall8 | 2010-07-27 22:20 | 雑感

まちがったって・・・・


京大名誉教授の森毅氏が亡くなった。飄々とした風貌で一時テレビなどにも出ていたが僕は本でしかあまり知らない。若者に向けて人間の複雑さ愉快さ、ええかげんのすすめ、ズッコケ・ボケの利点などをおもしろく書いていた。要は杓子定規な生き方でなく、完璧さで行き詰まる生活でもなく、肩の力を抜いて世の中を楽しめというメッセージだったと思う。

「ええかげん」はいい塩梅(あんばい)であって、でたらめとか適当ということではない。最近流行の鎌田實の「がんばらない」が「なげない、あきらめない」を含意していることに通じる。血気盛んで、融通がきかない、経験も無い若者に対する優しいまなざしであった。

この世の中、何が正しいのか誤っているのかわからない場合のほうが多い。こうしなさいという大人の言説が間違っていることもありうるのだ。人間ちょっと反応の遅いのも、ドジなやつも才能である、個性である。学校をでて社会人になってからどう変化するかわからないのが人間だ。棺おけに入るまでその人間の評価は変わる可能性があるということでもある。悩める青少年に老練なお爺さんがとつとつと自分の経験から話して聞かせるタイプの本であったと思う。

印象深いエピソードがある。彼の家は宝塚線の沿線にあったそうだ。下宿生に初音礼子がいて年中タカラヅカの子が出入りしていたという。高校生のあるとき文化祭の舞台衣装を借りに宝塚にいったことがあるという。すると顔見知りの淡路千景がいて付けまつげの作り方を教えてくれたそうだ。戦後で物のない時代で、頭から髪の毛を二三本抜いて丁寧に教えてくれたという。

森氏のあの洒脱なしゃべりと文体はやっぱりこういう育ちがあったのかとうなづいたことがある。当然といえば当然だが、育ちが人間性を作るっていうが、長じて良くも悪くもきちんと現れでてくるものである。
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by attainmentofall8 | 2010-07-26 22:02 | 雑感
鈴木真砂女という俳人に「人あまた泳がせて海笑いけり」(都鳥)という句がある。

100歳近い歳まで銀座の「卯波」という小料理屋でママさんをやりながらすばらしい句を数多く作った女性である。房州鴨川に生まれ育ち波乱万丈の人生を生きた俳人だ。

毎日こう暑くては海にでも行ってひと泳ぎと考えるのが普通だろう。子供たちの歓声が上がる中で色とりどりの水着や浮き輪が波間に浮かぶ。砂浜にはビーチパラソルがやはり彩りを添えている。寝そべってじりじり日焼けをしている人もいる。夜はさぞかしひりひりして苦しむことになるだろうなと他人事ながら心配になってくる。

俳句の季語としては「山笑う」というのがある。春の山のカラフルな装いを表現していて、冬山の「山眠る」に対比される。さて、真砂女の「海笑いけり」だが、はじめは「山笑う」の類想だろうくらいに思っていたが、毎年この季節になって思い出すにつけ、もっと含蓄のある彼女にしか作れない句ではないかと思うようになった。

海の包容性、豊饒性を含意しつつ、銀座のママとしての人間観察から発した句であり、必ずしもビーチの海水浴客の喧騒を詠ったのではないような気がする。

「湯豆腐や男の歎ききくことも」「熱燗やいつも無口の一人客」「ひとまわりちがふ夫婦や更衣」などの句をみると、やはり都会の雑踏からみる人間模様を海に託して詠んでいると僕は思う。

「敬老日ビーフステーキミディアムに」という句を、91歳で作るようなスーパーウーマンであった鈴木真砂女である。目の前で91歳のお婆さんがビフテキ食っていたら驚くだろうなと思い出し笑いをしてしまう。でもでも今年のこの暑さはやはりお婆さんでなくともステーキくらい食べとかないと乗り切れないかも・・・。全国で高齢者の方が熱射病で次々と亡くなっているニュースを聞くにつけそう思う。
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by attainmentofall8 | 2010-07-25 23:02 | 雑感

2009年のGDP-5.2%、政府負債のGDP比193%、年収$13,000(=約110万円)以下の所得層の割合15.7%
なんと悲観的な数字だろうか。日本のことである。

最新号のTIMEによれば、過去の日本の繁栄はどこへか消えてFrom Dynamo to Dinosaur(世界経済の牽引役からお荷物国家へ)と日本が落ちぶれているという。中国・インドなどが台頭してきて急速にマーケットを失いつつあると指摘する。

There is an awareness that things can’t stay the same. The problem is, people really don’t know what is next.
諸行無常とは知りつつも、問題はこの先どうなるのか皆目わからないことである。

この先行き不透明という実感こそが日本人を鬱な気分にしているのは間違いない。政治の責任が重いと言われる所以だ。

You have to think of more drastic measures. You need to think 10, 30, 40 years ahead.
もっと思い切った政策を考えるべきで10年30年40年先を見据える必要がある。

Until Japan stops living in the past, it may not have a future.
日本は過去の栄光の上に胡坐をかいているようでは将来展望はない。

なんときびしいコメントだろうか。

日本がバブルのころアメリカはどん底のように見えた。しかしITをはじめとした技術革新をすすめその後双子の赤字を解消するどころか繁栄を謳歌するまでになったことを考えれば、日本も着々と先を見据えて企業内努力をしていると信じたい。政府に期待しすぎてもいけないだろう。

「悲観主義は気分、楽観主義は意思である」という言葉があるが、気分だけでも高揚させておかないと実態はますますデフレスパイラル化してしまう。
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by attainmentofall8 | 2010-07-24 20:47 | 雑感
メキシコ湾の原油噴出事故でBP社は煉獄の苦しみを味わっているところだろうか。

仮にBP社が日系企業だったら、日米関係を含めてどんな展開になっているか??

BP社はアメリカ政府をはじめ議会や環境保護団体などの集中砲火を浴びている状況である。すでに法定賠償金以上(約70億円)を支払うことを約束しているが、議会は油田の一部権益を持つ日系企業、MOEX(三井石油開発)にも応分の負担をするようにと求めている。

米英という親子あるいは兄弟のような二国間関係であってもこの総攻撃である。その事との因果関係は定かではないがエリザベス女王は50年ぶりというアメリカの国連本部でのスピーチを行った。5月に首相になったばかりのキャメロン首相も難題山積だ。20日の就任後初のアメリカ公式訪問も原油流出事故の事態収拾がメインテーマだっただろう。

彼は出発前のタイム誌とのインタビューで次のように言っている。
BP, he says, wants “ to clear up the mess, stop the spill, pay compensation. But what’s important at the end of all of this is that BP is still a stable and strong company.”
BPは噴出を止め、流出した原油をきれいに回収し、賠償金も支払うことを希望している。しかし、何より大事なことはBP社が安定した強い企業として生き残ることだ。

イートンからオックスフォード大に進んだ保守党のキャメロンにとっては当然の発言だろう。一企業の失態というとらえ方でしたたかに影響が政府に及ばないように、オバマ大統領との間でどのような事態収拾の話がなされたのか興味深いところだ。特別な関係を強調してイギリス政府は当面の危機は脱したかのように見える。
火の粉は三井石油開発に飛んできた。石井社長はアメリカ上院の公聴会で「事故原因が解明されなければその先は議論できない」と述べたそうだ。当然の切り返しである。

始めの仮説に戻ると、もしBPが日本の企業なら、まず日本政府は率先して莫大な見舞金を提供して企業も清算覚悟で賠償問題に取り組むような気がする。そして消費税は一気に20%に跳ね上がるだろう。
悪夢のようなシナリオである。
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by attainmentofall8 | 2010-07-24 00:09 | 雑感

新たな展開か?

朝鮮半島情勢が緊迫している。

今月25日から始まる米韓軍事演習に中国がぴりぴりしているという。一応アメリカは空母、ジョージ・ワシントンを黄海ではなくて日本海に投入する形で配慮したようだが、年内にも改めて黄海での軍事演習を行う予定らしい。

一昨日21日の米韓両国初の外務・国防閣僚会議(2プラス2)で、先般韓国海軍哨戒艦「天安」を沈没させた北朝鮮の責任を追及していくことで合意したそうだ。実際はこのブログで以前書いたように、アメリカの潜水艦が北朝鮮の攻撃で爆破させられたことに対する報復とみられる。核もなければ、背後に中国もいなければとっくの昔に瓦解してしまっていると思われる国家、北朝鮮である。当面中国は北朝鮮を使って日米韓を牽制し続けるつもりだろう。

一方、日米が共同して人道支援で南シナ海を6月の一ヶ月間にわたって巡回したそうだ。海自の輸送艦「くにさき」と米軍病院船「マーシー」が、ベトナムとカンボジアでの医療活動に従事したと報じられている。自衛隊の医師や看護師約30名が輸送艦に宿泊してNGOとともに約4500人の住民を診察したという。

当然これは南シナ海で勢力拡大に熱心な中国の牽制に他ならない。南シナ海沿岸の諸国にとって中国の勢力拡大は脅威だっただけに今回のような実効性のある日米の医療活動を名目とした軍事演習は安心感を与えたのではないだろうか。逆に中国はこの演習が常態化するのではと心配しているという。

日清・日露で日の出の勢いに乗った日本を脅威とみなし、当時アメリカはオレンジ計画なる対日戦に備えた戦略をじっくりと練り上げていたらしい。結局日本は第二次世界大戦で自滅することになる。当時の日本と違うのは、北朝鮮には中国という巨大な後ろ盾があることである。韓国は前大統領までで宥和政策で実効性がまったくないことをさとったはずだ。日米韓のトライアングルが機能すれば北朝鮮を完全に封じ込められるようになるだろう。今回の動きに関しては、哨戒艦沈没事故後に日米双方が何らかの新たな情報を掌握したことに関係しているのではと思われる。

世界史に3代続いた独裁国家はないといわれる。現在、移行期といわれる不安定な国家だけにいつ瓦解するかわからない。
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by attainmentofall8 | 2010-07-23 00:42 | 雑感