日々の雑感


by さむちゃん
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東郷文弥節人形浄瑠璃

東郷文弥節人形浄瑠璃の公演が昨日(7/31)東郷の公民館ホールであった。
わずか20分ほどの公演にもかかわらず観光バスで観に来ているグループもあり総勢で200人ほどは入っていたように思う。

演目は、源氏烏帽子折初段 卒塔婆引き(そとばびき)
人形遣いは黒子風の服装で、顔を見せる文楽とは違う。男人形はひとりで操り右手のみ可動。女人形は左右の手が可動なので二人で繰る。文楽以前の人形浄瑠璃なので、語り太夫や人形の動きが素朴で単調なのが特徴と案内パンフに書いてある。

卒塔婆引きのあらすじは、簡単に記すとこんな物語である。
藤九郎盛長と渋谷の金王丸は、平治の乱で平家方に敗れ敗走するも、主君源義朝の墓前で再会する。ところが、お互いに卒塔婆を取り合っての大げんかとなる。卒塔婆が折れるとふたりは改心したかのように主君のかたきを討つことを誓い合う。そこに、六波羅の役人に捕まった常盤御前と牛若丸が現れる。ふたりは役人を切り殺し母子二人を救い出し大和に落ちのびる手助けをする。そして源氏ゆかりの兵を集め再興を誓って関東へと下る。

今回の公演のチラシに、南无阿弥陀仏と書かれた卒塔婆があるがこれは間違いであろう。浄土真宗ではまず卒塔婆をあげないし、浄土宗でも卒塔婆に南无阿弥陀仏や南無阿弥陀仏と書くことは絶対にないそうだ。民間の保存会の方々がやっていらっしゃるとはいえ、国重要無形民俗文化財の指定を受けている上に市や教育委員会が後援として関わっているならやはり時代考証を含めてきちんとしたものを作るべきではないかと思うことであった。
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by attainmentofall8 | 2016-08-01 18:57 | 映画/落語/芸能