第23回夢修庵句会
2016年 07月 04日
きょうは、我が家での月一の夢修庵句会だった。
KKさんが初参加され和やかな雰囲気の中あっという間に2時間半が過ぎた。乗馬が趣味という(川内ではちょっと異色の人材)KKさんは、即吟が得意。句会の前日に句を出す方もいる中で、半月以上前には出してくださる。歌垣のほうにひかれるとおっしゃっているくらいだ。確かに推敲に推敲を重ねてこねくり回すのは性に合わないという人もいるがKKさんもそうらしい。
心惹かれる俳句を毎回十句挙げてもらっている。今回KKさんはそのなかでも特に気に入っている句を三句ほど紹介された。
こま鳥やことばは心より遅れ 夏井いつき
遅き日のつもりて遠き昔かな 与謝蕪村
この道を手探りしつつ蟇 小田原禮二
KOさんは参加者全員に庭の茗荷を持ってきてくださった。作っているというより広い庭の一角に自然に生えてきた茗荷だそうだ。
茗荷の子刻みて待てる喜寿の友 KO
茗荷は、そうめんの薬味はもちろんのことてんぷらにすると最高である。
愚にかへれと庵主の食ふや茗荷の子 村上鬼城
健啖の和尚好みの茗荷汁 江里蘆穂
食欲が湧いてきそうな句である。