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日々の雑感


by さむちゃん
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ととろの瀬

川内川中流域のさつま町に「轟の瀬(ととろのせ)」というところがある。岩場になっていて船が通れるようなところではない。江戸時代に、年貢米を舟を使って下流に運ぶために、浚渫(しゅんせつ)工事を大々的に行ったところである。岩場の上で木材を燃やして叩き割るという方法(焼き石割り)を採ったと案内板に書いてある。昭和の初めに、川内出身の山本実彦の招待で来川した与謝野鉄幹、晶子夫妻の歌が二首石碑になっている。

轟きの瀬は川の火ぞ少年はつぶてとなりて焰に遊ぶ 晶子
さかしまに落ちつと見ればほがらかに轟の早瀬わが船すべる 寛

宮之城歴史資料センターにある晶子の歌
舟ひとつととろの瀬をば流れ出づ いのちをかけて恋する如く 晶子
センターから虎居(とらい)居城跡と川内川を眺めた絶景
ととろの瀬_a0158075_2285863.jpg
ととろの瀬_a0158075_2295339.jpg

Commented by りんご詩姫 at 2013-04-13 00:42 x
修ちゃん、こんばんは。お疲れ様です。

宮崎の延岡市にも「土々呂」と書く『ととろ』がありますが、やはり、江戸時代中期頃まで付近一帯が入江であったことによる「轟」に由来するそうですよ。

(*^_^*)
Commented by 校長 at 2013-04-13 11:38 x
岩を割って筋をつくったんですね。
昔の人はすごいですね。
Commented by attainmentofall8 at 2013-04-13 12:56
りんごちゃん~そうですか。ありがとうございます。
激流が岩にせき止められて轟音と共に流れている瀬という意味から轟きだと思いますが、もっと上流に行くと曾木の滝というすごい場所がありますよ。以前ブログで紹介したところです。
Commented by attainmentofall8 at 2013-04-13 12:57
校長先生、人間の知恵ってすごいですね。なるほどと思いました。
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by attainmentofall8 | 2013-04-12 22:11 | ふるさと鹿児島 | Comments(4)