日々の雑感


by さむちゃん
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鹿児島の「黒の文化」

南九州の鹿児島、宮崎、熊本県のイメージカラーはそれぞれ「黒」「黄」「赤」だそうだ。太陽がさんさんと降り注ぐ日南の海岸、それと黄色い大きなマンゴーのイメージから宮崎県は黄色なのだろう。熊本は阿蘇山の真っ赤な火からの連想と思われる。鹿児島も桜島をイメージすれば赤というところだろうが、南国の強い日差しのもとで日焼けして黒光りする健康的な頑健な男を連想する。「黒の文化」とでもいうべき黒豚、黒牛、黒酢、黒糖、黒麹…などがある。最近黒鶏が加わったという新聞記事をみかけた。

先日、川内の大綱引きで黒人ではないかと見まごうような薩摩人をみかけた。まあ黒人の黒檀のような黒さにはかなわないが芯から茶褐色の肌をしているといえる。むかし囲炉裏につるしてあった自在鉤(ずでかっ)の黒くすすけた孟宗竹か黒ぢょかのような顔をした、ずんぐりむっくりの薩摩隼人がぬっとあらわれるとびっくりする。鹿児島弁では、「黒して横這いの小ぢっくい」という。「黒くてずんぐりむっくりの小男」という意味である。

というわけで、「黒」は他県人からみたら鹿児島のイメージにぴったりだろう。ただ黒には、喪服、どす黒い、黒幕、腹黒いなどのようなネガティブなイメージもある。それゆえに、他県との比較で考えたとき、軽み、明るさ、開放感に若干かけるのではと思う。観光ブランドに黒一色というのもなにか芸のないことにみえる。他の色との組み合わせでもっと訴求力をつける着眼も必要ではないか。

薩摩の時代は一独立国家としての趣きがあり、中央政府におもねるどころか外様の分際で物を申す気概が横溢していたように思う。それが鹿児島に変わって県人気質も変わってきた。中央政府に対する向きあい方も違うだろうし西南戦争のトラウマを引きずっているのではないかともいわれる。薩摩川内市は、平成の大合併で川内市に薩摩の名を冠して薩摩川内としたが、気概だけは失いたくないという思いからのネーミングと思いたい。
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by attainmentofall8 | 2011-09-27 23:59 | 雑感