加治木
2011年 05月 20日
近くに日本の滝100選にも入っているという龍門滝(りゅうもんだき)がある。高さ46m、幅43mで華厳の滝に勝るとも劣らない名滝である。第18代藩主、島津家久は、往さ来さ道ゆく人も暫しとて立ちかへり見る滝の白糸、と詠っている。
龍門滝から遊歩道に沿って300mほどゆくと、龍門司坂(たつもんじざか)という国の指定史跡になっている街道がある。加治木港をひかえ交通の要衝の地にこの街道が開かれたのが、寛永12年(1635)のことだそうだ。大名行列や物資の搬出に使われ薩摩と江戸を結ぶ重要な街道であったと記してある。元文6年(1741)、時の加治木領主島津久門が石畳の街道に整備し1500mほどあったらしいが、今は500mほどが現存するのみである。
時代劇のロケにはうってつけの場所であるため、NHKの「翔ぶがごとく」「篤姫」「龍馬伝」などで使われたそうである。鬱蒼とした杉林の中を、苔むした石畳を滑らないように一歩一歩踏みしめながら歩けば、歴史ロマンに思いが馳せる。
石畳の凹凸からしてこれまで何万、何十万の人々がここを通過したのか想像に難くない。西南戦争のとき西郷軍もこの街道を通って肥後人吉に向かったという。
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ちんねん
at 2011-05-21 01:37
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へー、そんな道があるのですか。
今度、加治木へいったら寄ってみます。
加治木饅頭食べなかったですか。
今度、加治木へいったら寄ってみます。
加治木饅頭食べなかったですか。
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attainmentofall8 at 2011-05-21 07:29
ちんねんさんもまだ行っていないところがありましたか?!加治木饅頭もちろん食べましたよ~。80円安くてうまい!懐かしの味ですね。
by attainmentofall8
| 2011-05-20 21:19
| ふるさと鹿児島
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Comments(2)