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日々の雑感


by さむちゃん
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風評被害

放射能の影響が風や雨で拡散しているという報道がある。野菜や魚介類の出荷制限がなされて、福島県をはじめ茨城、栃木、千葉県の一部地域の農漁業者は打撃をうけているという。これまで電力供給県として原子力発電所の負担を強いられてきた福島県だから、今こそ福島県産の農産品魚介類を買い求めるべきである。それが東京電力の大消費地に住む者の義務であるとさえ考える。

風評被害に半分同情しながらも、不安が完全に払しょくされる科学的データが示されるまでは正直大きな動きにはならないだろう。

海外の諸国が自国の世界地図を広げたとき、日本という国は見落としてしまうとよく言われる。それくらい小さい国であってみれば、福島も東京も九州、北海道も一緒にみなされるのも無理はない。海外の方が過剰と思えるくらいに放射能汚染に対して反応している理由だろう。アラブ首長国連邦など日本からの全生鮮食品を輸入停止にしたそうだ。

東南アジアをはじめとした海外の日本食レストランは、客足が激減して閉鎖の危機に瀕しているそうだ。ところがタイのあるレストランはある奇策にでたそうだ。日本からの新鮮な輸入品の安全性をお客に示すために、目の前で放射線計測機を使って線量を測定しているという。

日本国内でも簡易放射線探知機や放射線計測機などを常備して、当面安全性をその場で示すしか不安感をもつ消費者を安心させることはできないだろう。「直ちに影響はない」は長期的には影響ありということだからである。

O-157のカイワレ大根、狂牛病のときの牛肉、いずれも政治家がテレビカメラの前で食べて見せるパーフォーマンスをおこなった。今回も菅総理大臣自ら福島県の農家の畑にでも行って、「直ちに影響はないので皆さん食べてください」と言いながら野菜サラダを食べて見せるのである。それくらいのことをしないと風評被害は収まらないのではないか。
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by attainmentofall8 | 2011-04-11 08:14 | 災害・原発 | Comments(0)