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日々の雑感


by さむちゃん
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やっぱりゴールキーパーはこれでなくては!!

サッカー日本代表のゴールキーパー川島永嗣選手については、以前もこのブログで書いたことがあるが、またまたファンになってしまった。

サッカー・アジア杯の準決勝、日本代表は韓国と対戦、PK戦で辛勝して決勝進出をきめた。韓国のPKを2本も止めた川島の活躍を見て思ったことがあった。

川島という選手の体からは、目には見えない言葉にもならない名状しがたい何かが発せられているのではないかと。あえて言葉にすれば気、精気、凄気だろうか。

PK戦でシュートを蹴りこむ選手と対面するゴールキーパーには、この凄気があるかないかで阻止率は全然違ってくるだろう。相手のエネルギーを殺いでしまうだけでなく気まで抜いてしまう。

まるで真剣勝負の時の凄気に似ている。竹光ではこんな凄気はでない。司馬遼太郎の小説の中に出てくる坂本竜馬だったと記憶しているが、こんな話がある。

龍馬が通りを歩いていると向こうから新選組の数人が近づいてくる。逃げようと思えば逃げられる距離である。しかし龍馬は悠然とすれ違って通り過ぎていく。北辰一刀流の剣の達人である龍馬にしてみれば刀を抜いて切り倒せたかもしれない。逆に新選組も集団だから龍馬ひとりくらい切り倒せたかもしれない。

ポイントは龍馬が、相手に剣を抜かせなかったというか、抜かせられないような気を発していたからだと司馬は解説していたと思う。

まさしく川島の発する凄気は、妖気となって相手の足元を狂わせたのだろう。

さらに川島の強みは、ボールに反応して左右に自在に動けることだろう。対面する選手を全身観察してどこに蹴りこもうとするのか予測した上での動きとしか考えられない瞬発力だ。

元楽天監督の野村克也氏は、現役のころピッチャーを観察して癖を見抜きどんな球を投げるかすべて当てることができたと言われている。それと同じで、川島もおそらく鋭い感覚で右か左か事前に予測してボールに飛びついているのだろう。

日本代表はザッケローニ監督になってメンタル面が一層強化されたように感じる。土曜日の豪州との決勝戦は大いに期待したい。
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by attainmentofall8 | 2011-01-26 22:52 | 雑感 | Comments(0)