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日々の雑感


by さむちゃん
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47,48,49で年が暮れる

師走になると、学生だけでなく教師も気もそぞろになってくる。どこからともなくジングルベルが聞こえてくるかと思えば、第九や忠臣蔵の定番で年が暮れていくようなこの頃である。

元禄15年12月14日は、四七人の赤穂浪士たちが主君浅野内匠頭長矩(あさのたくみのかみながのり)の仇を討つために、吉良上野介(きらこうずけのすけ)の江戸本所松坂町の邸を襲った日である。

そして今はAKB48(エーケービーフォーティーエイト)。高校生くらいまでの子供たちにとって忠臣蔵のような衝撃的なアイドルたちの登場である。僕らの世代から見れば、おニャン子クラブの二番煎じみたいだが、若者文化の発信地、秋葉原と組み合わせたところが秋元康のすごいところだろう。

僕の周りにいる中高生男子はほとんどAKBのグッズを持っている。「会いに行けるアイドル」のコンセプトにすっぽり取り込まれた感のする男子もいる。時代は変わってもアイドルに憧れたり、疑似恋愛してしまうもののようだ。

限りなく遠い存在ではなく、そこらにいるような普通顔のアイドルだから人気があるのだろう。本来のアイドル崇拝と違って、大量消費型のまあそこそこの愛着の対象になるくらいのアイドルということだろうか。

僕は、AKBなどほとんど関心はないが、ただ数字に興味を感じた。赤穂浪士の四七士、AKB48、そして49er(フォーティナイナー)=1849年に金(ゴールド)を求めて米カリフォルニアに殺到した人たち。年の瀬に向かってゴールドラッシュさながら流されていくような気がする。

そんな流れに少しでも抗するべく、いつか読まなければと積んどいた、身延典子著「頼山陽」上下を最近読み始めたところである。新田次郎文学賞を受賞した作品だけにおもしろい。睡眠時間が少なくなりそうだ。
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by attainmentofall8 | 2010-12-13 23:09 | 雑感 | Comments(0)