イルカの香味漬け
2010年 11月 11日
イルカの香味漬け、静岡の名産だそうだ。
イルカと言えば、イルカ漁を隠し撮りして話題になった映画コーブ(The cove)を思い出す。和歌山県の太地町が舞台になっている。その後環境団体のメンバーが近くのホテルに泊まりこんで監視をしているらしい。
太地町だけでなく沼津でもイルカ漁をしているからイルカの香味漬けが名産になっているのだろうか?クジラは食べたことはあるがイルカは今までのところない。まして写真のようなイルカの香味漬けがあるなんて今回初めて知った。太地町のイルカ漁を監視している環境団体のメンバーが見たら腰を抜かすのではないだろうか。
日本にまで乗り組んできて伝統的な食文化にケチをつけている印象を受けるが、もろもろの思惑を抱えている人たちなのだろう。エゴで他国の食文化に文句をつけたらきりがないのではないか。イルカは悪くて牛や犬や豚はいいというのも合理性がないように思う。スペインの闘牛は?鹿やカンガルーやワニはどうなのか?熊やチンパンジーは?
結局人間は他の生き物を殺生しないと生きていけない存在なのである。私は殺生などしないという人でも、蚊やゴキブリを殺虫剤で殺して安堵でほくそ笑んでいないだろうか?植物まで入れたらほとんど毎日殺生したものをいただいていることになる。他の命をいただいて生きていかざるを得ない存在であることの自覚こそ大事ではないか。
この点日本人は歴史的にも西洋人に比べたら肉食の習慣は浅いはずだ。しかも日本人は各種の供養塔に見られるようにいただいた命に対して感謝の気持ちを常にあらわしてきている。無駄なく使わせていただいたというお礼の気持ちだろうと思う。ホテルでステーキのレアを頬張りながらイルカ漁はいけないといっても全く説得力に乏しい。
by attainmentofall8
| 2010-11-11 23:39
| 雑感
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