横浜女子高校生の殺傷事件
2010年 06月 17日
横浜の女子高で高一が同級生を果物ナイフのようなもので脇腹を刺して重傷を負わせたと報じている。さらにそのナイフは近くのホームセンターで万引きした物だという。
いやはや・・・痛ましい事件である。なんでこんな事件が起きるのだろうか?数年前にも長崎で小学6年生がやはり同級生を切りつけ死亡させた事件があった。
憎くて殺してしまいたいと思うことは一時的な感情としては普通の心理だと思う。お釈迦さんの時代から怨憎会苦(おんぞうえく)といって、うらみ憎む人に会わなくてはいけない苦しみを四苦八苦のひとつにしてある。一線を越えないように自制がかかるのが人間のはずだが・・・
実際子供たちが殺人を計画的に実行してしまうのは何かが変わってきているからではないだろうか?
これは僕のまったくの仮説だが、脳の一部の発達異常も関係しているのではないかと思う。もちろん摂取している食事に何か問題があるのではと考えられる。それによるホルモンバランスの乱れといっていいかもしれない。以前何かの文献で、凶悪犯罪の人たちの脳を調べたら、ほとんどの人の脳の一部(前頭葉前部皮質)に萎縮がみられたという報告もある。
小脳扁桃(Amygdala)と呼ばれる部位は、強い感情、怒りや恐怖心が起こってくるところで、女性が男性に比べて小さい。一方、前頭葉前部皮質(Prefrontal Cortex)は小脳扁桃の攻撃的な衝動を抑制する働きがある。女性はここが早く成熟して大きくなり、男性に比べ忍耐強く平和を好む性格を生むもとになる。さらに視床下部( Hypothalamus)はさまざまなホルモンの調整器官の働きをしている。
小脳扁桃が肥大して、前頭葉前部皮質がじゅうぶん発達していないために自己抑制が効かなくなっていると考えられる。
ケーシー高峰みたいな話になったが、要は子供たちの脳内で何かが確実に変化してきているのではと危惧しているのである。
by attainmentofall8
| 2010-06-17 22:37
| 雑感
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