新聞の4コマ漫画
2010年 05月 23日
朝日新聞の「ののちゃん」、読売新聞の「こぼちゃん」、サンケイ新聞の「ひなちゃんの日常」、東京新聞「ちびまる子」などが朝刊に連載されている。
僕は漫画に詳しいわけではないが、新聞の4コマ漫画が日本の漫画文化の誇るべき質とレベルになっているだろうかと思うことがある。もちろん一読者としての感じたままの根拠のない印象である。
新聞社によってカラー版、モノクロ版あり、内容的にも質的にも格差があるので一律にいえるわけではない。同じ作者が何千回も何万回もほとんど毎日創作していくエネルギーには敬意を表したい。呻吟している姿が浮かぶようだ。しかしながらやはり限界もあるのではなかろうか。単なる4コマ漫画と侮れるものではないはずだ。それを目当てに新聞を求める人もいるだろうし、つかの間の清涼剤的、カタルシス的役割を果たしているように思う。実際ファンクラブまであるらしい。「こぼちゃん」では近々生まれる弟(妹)の名前を募集していたがかなりの反響らしい。
手を抜いたような駄作と思われるのにふれたときは正直新聞全体がつまらなく見えてくるから責任が重い。
販売部数の増加にも貢献し日本の漫画文化を発信するのに格好のツールと考えれば、各新聞社はもっと真剣に検討してみるべきだろう。日経新聞は現在4コマ漫画自体がないが硬いイメージが少しでも取れて学生の読者が増えることを期待できる。
ひとつのアイディアとして、公募制にしたらどうだろうか。漫画そのものでもいいし、吹き出しのせりふだけでもいい。せりふだけのときは、絵は別な者が描けばいいし、絵のうまい者ははいて捨てるほどいると思う。テーマは例えば「ほのぼの系」でいくと決めて公募する。一回5万としても年間約1800万円だから一人の作者にいくより安くあがるかもしれない。公募することで、話題性といい文殊の知恵を考えれば、毎朝わくわくして新聞を広げる読者が増えることだろう。
by attainmentofall8
| 2010-05-23 22:07
| 雑感
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