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日々の雑感


by さむちゃん
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The hurt Locker(ハート・ロッカー)

The hurt Locker(ハート・ロッカー)
やっと昨日アカデミー賞受賞作品ハートロッカーを見ることができた。
見るのが遅れたのはジェイムズ・キャメロン監督のアバターを見たせいか、女性監督キャサリン・ビグローに花を持たせたのだろうくらいに思っていたからだ。実際見た感想は、ミラー細胞がめちゃくちゃ活性化してしまって疲れた。2時間ちょっとの間ずっと緊迫した中で体がこわばっていたせいだろう。
イラクにおけるアメリカ軍爆発物処理班の3人に焦点をあてて、戦争とは?人間とは?を描いた作品で、しかもさりげなくイスラム過激派の残忍性、白人優位性、人種差別、イラク戦争の大義などを織り込んでいるところがポイントだ。
一番印象に残ったのは、戦場である子供(ベッカー)とサッカーに興じて心が通じたかと思いきや、現地人にアメリカ兵に擦り寄った廉かスパイの嫌疑をかけられたのか惨殺され腹部に爆薬を仕掛けられた状態で発見される。それを処理班の班長が取り出して、復讐を誓うのである。
もうひとつは、体中に時限爆弾を巻きつけられたイラク人が助けをもとめてふらふらとアメリカ兵に近づいてくる場面がある。もちろん処理班の班長が必死に解除しようとするが間に合わず爆発してしまう。班長は辛くも九死に一生を得るが超緊迫する場面だった。
メッセージ性がたっぷりの上にドキュメンタリー映画ではと思わせてしまうような迫真のつくりには参ったという感じだ。SFのキャラがいくら頑張ってもかなわない。かくしてアカデミー賞授賞式でオスカーがキャサリン・ビグローの手に渡ったというのも女性ゆえではなくて作品のすばらしさ故だとわかったしだいである。
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by attainmentofall8 | 2010-04-05 10:13 | 映画/落語/芸能 | Comments(0)